では、どのようにして避妊するのかというと、平たく言うと妊娠する体の仕組みをストップさせる作用があります。

男性医師

ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種の女性ホルモンと類似した働きをする成分が含まれており、服用することで体内は妊娠しているのと同じような状態になります。

それにより卵胞は成熟しなくなり、排卵が起こらなくなるのです。排卵が起きなければ妊娠することはなく、それにより避妊が可能となるのです。

ピルを正確に服用していれば100%妊娠することはないため、最も確実な避妊方法とされています。

ピルの服用方法は21錠タイプと28錠タイプがあります。女性の生理周期は28日です。

1日1錠ずつ21日服用し、その後7日間は服用をやめるタイプと、服用しない日数がごちゃごちゃになってしまうという人には効果のないプラセボ(偽薬)7錠がプラスされている28錠タイプとが存在します。

一般的にはピルの飲み初めは生理の1日目からです。ピルを始めて服用する場合は飲み始めてから8日目以降に避妊効果があらわれることとなります。

1日1錠を毎日同じ時間に服用しますが、飲み忘れた場合はそれが24時間以内ならば気づいた時間にその日の1錠を飲めば問題ありませんが、24時間過ぎてしまった場合には次の生理までの避妊効果は確実ではなくなります。

避妊目的以外で服用している場合には24時間過ぎても気付いた段階でもう1錠を飲むようにします。

ピルを手に入れるには産婦人科での処方が必要となります。処方には保険が効かないため自費になるため、ピル1シートは2000~3000円かかるのが一般的です。初回の診察の際は諸検査をすることがあるので1万円程度かかることもあります。

ピルを服用していると子宮内膜が発達しないため、通常の月経時に比べて出血量が少ない人が多く、人によってはほとんど出血が見られない場合もあるほどです。そのため、生理痛の酷い人がその治療のためにピルを服用することも珍しくありません。