そのため、月経困難症の治療や生理痛、PMSの緩和などの目的でピルが処方される機会は増えています。

2010年の超低用量ピルが認可されたことにより、従来に比べて副作用が少なく使用できることも増加の理由の一つです。

しかし、ピルは全ての人が服用できるわけではなく、飲むことができない人もいます。

というのは、ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの二つの女性ホルモンが含まれています。

エストロゲンには血液を固まらせやすくする作用があるため、血栓症や冠動脈疾患など血栓ができやすい病気にかかったことがある人は服用することができません。

また、タバコも血栓を作りやすい作用があるため、35歳以上で一日に15本以上のタバコを吸うヘビースモーカーには処方することができません。

この場合はピルを服用したければ禁煙する必要が出てきます。

また、ピルの種類によっては血糖値が非常に高くなる副作用が出る場合があります。

ピルに含まれるプロゲストーゼンという物質が体内のインスリンの機能を抑制してしまうのです。

しかし、プロゲストーゼンの副作用が出るのは高用量ピルを服用した時がほとんどというデータがあるため、糖尿病の人は必ずその旨を医師に告げておく必要があります。

その他、あまり例がないとは思いますが、妊娠中の人や妊娠している可能性のある人は服用することができません。

また、重度の肝障害、肝腫瘍のある人、脂質代謝異常、重度の高血圧、抗リン脂質抗体症候群の人には処方することができません。

また、処方はされるので服用はできるのですが、40歳以上で家族が癌家系の人、喫煙者、高血圧、家族に血栓症がいる人、糖尿病の疑いがある人はピルを服用する際には注意が必要です。